INTERVIEW #2
中堅男性社員写真01

-イットーソフトウェアとの出会い-

イットーソフトウェアを知るきっかけとなったのは、所属する大学院の研究室の先輩が就業していた会社だったということでした。元々、高校の時から情報系に興味を持っていたので、大学も情報系の学部を目指し、当然、就職先もIT業界を目指していたのですが、大学生の時に行っていた就職活動が全く思い通りに行かず、お恥ずかしながら、就職を先送りにするために大学院に進学したようなところがありました。よって、当初から希望していた進学ではなかったため、入学後すぐに学校から遠のく結果に…。お世話になった教授がなんとか拾い上げてくれたので、2年生の際の1年間で必死で追い上げ、なんとか修士を発表でき卒業できたものの、決して、誇るべき学生生活ではありませんでした。卒業のために必死で、大学院の時もじっくり就職活動ができていたかというと、そうではなかったので、院への進学は本末転倒だったのかもしれませんが(笑)先輩が在籍していて、活躍している様子を聞いたり、社会に役立つシステムを作るのってなんだか面白そう、そんな直感がご縁になったのだと思います。

-大学院ではどんな研究をしていたのですか?-

大学院の研究では、センサーデータのようなリアルタイムに連続的に発生するデータに対して処理・検索するリアルタイム検索エンジンシステムの開発を行いました。従来のデータ分析手法は、収集・蓄積された大量のデータから検索、抽出して分析する手法が一般的でした。近年IoT化が進み、様々な機器がネットワークと接続し高速にデータをやり取りできる時代になりましたので、次々に流れてくるデータをリアルタイムに処理する分析手法の注目度が上がってきています。そのような背景があり、研究テーマとしました。研究は他学生と共同で行い、教授を含めグループワーク形式で進めました。自分が与えられた担当範囲の開発を責任を持って行う必要がありましたので大変でした。当時を振り返ると、一人ではできない規模の研究に関われたり、外部の研究発表会で賞を頂けたりと、充実感を味わうことができ、今となっては良い経験ができたと思っています。

写真02

-実際に仕事をはじめてみて-

プロジェクトに入るということはチームで一つの成果物を作り上げていかなくてはならないので、自分の得意な分野で他の人の苦手なところを補えたり、またその逆もあったりしますし、チームとしてパフォーマンスをあげるためには、周囲とのコミュニケーションや密な連携が必要不可欠です。学生時代には、ひたすらパソコンの画面に向かってもくもくとプログラミングをしているのがシステムエンジニアだと思っていましたし、元々引っ込み思案で受け身なタイプの私にとっては、周囲と連携しながらの仕事の進め方に最初から自信があったわけではありませんでしたが、チームで同じ目標に向かって、システムを作り上げていく、ということは想像以上に楽しいなと感じています。ましてや、自身の関わったシステムが何かしら社会活動の中で意義のあるものだという達成感は感慨深いところもあります。給与をいただき、その対価に見合った業務をしなければならない、という「仕事」の本質的な部分は好きですし、それに伴う責任感も、社会に出てこそ得られる感覚でした。

ご入社を考えている方へのメッセージ

私自身、人から言われたらなかなか断れないタイプでもあるのですが、頼まれたことや目の前にあるチャンスは無駄にせず、まずはなんでも取り組んでみようと思っています。自分が不得意だったり、気乗りしないことでも、とりあえずはやってみると、ある時点で振り返った時にとても意義のあることだったり、先の未来に繋がるようなことが多い気がします。なかなか数年先のキャリアを描くのは難しいことでもあるので、目標を描き切れていなかったとしても、まずは目の前に転がってきたものに全力を注いでみる。最初から能動的ではなくても、取り組んでいるうちに熱中したり、その選択肢に満足がいけば、自然と目標となっている場合もあるのではないかと思います。